- パスキーとは?
- 対応している証券会社
- パスキーを管理するツール
- Bitwardenでパスキーを設定する手順
- 複数口座をパスキーで管理するメリット
- パスキーの注意点
- まとめ
- ワンクリIPOはBitwarden連携に対応
「パスキーを設定してください」
最近、証券会社にログインするとこんなメッセージが表示されることが増えていませんか? SBI証券、マネックス証券、楽天証券、SMBC日興証券、野村證券… 主要な証券会社が次々とパスキー認証を導入しています。
でも「パスキーって何?」「どうやって設定するの?」と戸惑っている方も多いはず。この記事では、パスキーの仕組みと最も簡単に始める方法を解説します。
パスキーとは?
パスキーは、パスワードに代わる新しい認証方式です。
従来のパスワード認証では、あなたが覚えているパスワードをサーバーに送信して照合していました。パスキーは、あなたのデバイスに保存された「秘密鍵」を使って認証を行います。パスワードのように盗まれたり、使い回しで漏洩するリスクがありません。
| パスワード | パスキー | |
|---|---|---|
| 認証方法 | 文字列を入力 | 生体認証やPINで確認 |
| 保存場所 | サーバーとあなたの記憶 | あなたのデバイスのみ |
| フィッシング | 騙されて入力するリスクあり | 原理的に不可能 |
| 使い回し | ついやりがち | 各サイトごとに自動生成 |
| 入力の手間 | 毎回入力 | ワンタッチ |
特に証券会社のようにお金を扱うサービスでは、パスキーのセキュリティ向上は大きなメリットです。フィッシング詐欺による不正ログインが原理的に防げるため、各社が積極的に導入を進めています。
対応している証券会社
2026年現在、主要なネット証券のほとんどがパスキーに対応しています。
| 証券会社 | パスキー対応 |
|---|---|
| SBI証券 | 対応済み |
| マネックス証券 | 対応済み |
| 楽天証券 | 対応済み |
| SMBC日興証券 | 対応済み |
| 野村證券 | 対応済み |
| みずほ証券 | 対応済み |
| 東海東京証券 | 対応済み |
| 大和証券 | 一部対応 |
| 松井証券 | 一部対応 |
IPO投資で複数の証券口座を持っている方にとって、パスキーはログインの手間を大幅に削減できる仕組みです。
パスキーを管理するツール
パスキーをどこに保存するかが重要です。主な選択肢は3つあります。
1. Bitwarden(おすすめ)
無料で使えるオープンソースのパスワードマネージャーです。
- 料金: 基本機能は完全無料(有料プランは年間$10)
- セキュリティ: ゼロナレッジ暗号化を採用。あなたのデータは暗号化された状態でしか保存されず、Bitwarden運営側でも中身を閲覧できません。さらにオープンソースなので、コードが公開されており第三者による監査も行われています
- 対応環境: Windows / Mac / Linux / iOS / Android / 全主要ブラウザの拡張機能
- パスキー管理: ブラウザ拡張から直接パスキーの作成・使用が可能
- デバイス間同期: スマホで作成したパスキーをPCでも使える
Bitwardenの最大の強みは、無料でここまでの機能とセキュリティを提供している点です。パスワードの保存数に制限もなく、複数デバイス間の同期も無料プランで利用可能。証券口座のように重要な認証情報を管理するのに最適です。
2. Windows Hello
Windowsに標準搭載されたパスキー管理機能です。
- 料金: 無料(OS標準機能)
- 認証方法: 指紋認証・顔認証(Windows Hello対応カメラ)・PIN
- メリット: 追加インストール不要ですぐ使える
- デメリット: そのPCでしか使えない。PC買い替え時にパスキーの移行が困難。スマホとの同期もできない
手軽に始められる反面、複数PCや複数デバイスを使う方には不向きです。「とりあえず1台のPCで試してみたい」という方には良い選択肢。
3. iCloudキーチェーン
Apple製品に標準搭載されたパスキー管理機能です。
- 料金: 無料(Apple ID標準機能)
- 認証方法: Face ID / Touch ID
- メリット: iPhone・iPad・Mac間で自動同期。設定不要で使える
- デメリット: Apple製品限定。Windowsでは基本的に使えない(iCloud for Windows経由で一部対応)
Apple製品で統一している方には最も手軽な選択肢ですが、IPO投資ではWindows PCを使う場面も多いため、制約になる場合があります。
4. Google パスワードマネージャー
Google Chromeに内蔵されたパスキー管理機能です。
- 料金: 無料
- 認証方法: Googleアカウント + デバイスの画面ロック
- メリット: Chromeユーザーなら追加設定なしで利用可能。Android端末間で自動同期
- デメリット: Chrome以外のブラウザでは使えない。Googleアカウントに依存するため、アカウント停止時のリスクがある
普段からChromeを使っている方には手軽ですが、ブラウザを限定される点に注意。
5. 1Password
定番の有料パスワードマネージャーです。
- 料金: 月額約400円〜(年払い$36〜)
- セキュリティ: シークレットキー + マスターパスワードの二重保護
- 対応環境: 全OS・全ブラウザ対応
- メリット: UIが洗練されていて使いやすい。家族プランあり。企業での導入実績が豊富
- デメリット: 有料。無料で同等機能のBitwardenがあるため、コスト面で不利
高品質なUIとサポートが特徴ですが、個人利用であれば無料のBitwardenで十分です。
6. Dashlane
海外で人気の高い有料パスワードマネージャーです。
- 料金: 無料プランあり(25件まで)/ 有料は月額約500円〜
- 特徴: VPN機能付き、ダークウェブモニタリングあり
- デメリット: 無料プランの制限が厳しい。日本語対応がやや弱い
機能は豊富ですが、証券口座のパスキー管理だけが目的なら過剰スペックです。
ツール比較まとめ
| ツール | 料金 | パスキー対応 | デバイス間同期 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| Bitwarden | 無料 | 対応 | 全デバイス | ★★★★★ |
| Windows Hello | 無料 | 対応 | 不可 | ★★★☆☆ |
| iCloudキーチェーン | 無料 | 対応 | Apple製品のみ | ★★★☆☆ |
| Google パスワードマネージャー | 無料 | 対応 | Chrome限定 | ★★★☆☆ |
| 1Password | 月額400円〜 | 対応 | 全デバイス | ★★★★☆ |
| Dashlane | 月額500円〜 | 対応 | 全デバイス | ★★★☆☆ |
結論: 無料・全デバイス同期・高セキュリティの3拍子が揃ったBitwardenが最もおすすめです。
Bitwardenでパスキーを設定する手順
最もおすすめのBitwardenを使って、証券会社のパスキーを設定する手順を解説します。
ステップ1: Bitwardenをインストール
- Bitwarden公式サイトでアカウントを作成(無料)
- 使っているブラウザ(Chrome / Edge / Firefox)の拡張機能をインストール
- 拡張機能にログイン
ステップ2: 証券会社でパスキーを登録
SBI証券の場合:
- SBI証券にログイン
- 「設定」→「セキュリティ設定」→「パスキー設定」
- 「パスキーを登録」をクリック
- Bitwardenのポップアップが表示される → 「保存」をクリック
- 完了!
他の証券会社でもほぼ同じ流れです。各社の設定画面で「パスキー」や「生体認証」のメニューを探してください。
ステップ3: パスキーでログイン
- 証券会社のログインページを開く
- 「パスキーでログイン」ボタンをクリック
- Bitwardenのポップアップが表示される → 確認するだけ
- ログイン完了
パスワードを入力する必要はありません。ワンクリックでログインできます。
複数口座をパスキーで管理するメリット
IPO投資では当選確率を上げるために7〜9社の証券口座を持つのが一般的です。毎回パスワードを入力してログインするのは大きな手間です。
Bitwardenでパスキーを管理すれば:
- 全口座のパスキーを一元管理
- ログインがワンクリックに
- パスワード漏洩・フィッシングのリスクをゼロに
- PC買い替え時もBitwardenにログインするだけで移行完了
パスキーの注意点
マスターパスワードは絶対に忘れない
Bitwardenのマスターパスワードを忘れると、保存した全パスキーにアクセスできなくなります。安全な場所にメモしておきましょう。
ブラウザ拡張が必要
パスキーの作成・使用にはBitwardenのブラウザ拡張機能が必要です。アプリ単体では動作しません。
対応していない証券会社もある
大和証券・松井証券は2026年現在、パスキーの完全対応がまだです。これらの証券会社では従来のパスワード認証を使う必要があります。
まとめ
パスキーは「難しそう」に見えますが、実際にやることは:
- Bitwardenをインストール(5分)
- 各証券会社でパスキーを登録(1社あたり2分)
- 以降はワンクリックでログイン
一度設定してしまえば、毎回のログインが劇的に楽になります。IPO投資で複数の証券口座を使っている方は、ぜひパスキー + Bitwardenの組み合わせを試してみてください。
ワンクリIPOはBitwarden連携に対応
ワンクリIPOでは、Bitwardenと連携して各証券会社へのログインを効率化しています。パスキー認証を活用することで、7社の証券口座への申し込み管理をスムーズに行えます。